ニュートラルな立場で、 正しい経営判断を実践していきたい。

■PROFILE
専務取締役 今村 英之
1973年島根県生まれ。早稲田大学卒業後、小田急電鉄やプルデンシャル生命等を経て2012年R&Cに入社。

 

■キャリア
ー理系の私に足りないのは、問題解決への意欲だったー

大学で土木工学を専攻していた私は、社会に出たら地図を書き換えていくような規模の大きい仕事に取り組みたいと思っていました。ところが、土木エンジニアとして鉄道会社に入社し様々な業務を経験するうち、とあることに気付いたんです。技術系の上司は、自分たちがどれだけすごい仕事をやってきたかを前提にして語る。でも営業系の上司はこちら(技術系)の立場に立ち、解決すべき問題から探っていく。そうか、営業の役割は販売ではなく問題解決なのだ、そして自分に欠けているのは営業スピリットなのだ、と。

たまたま同じ時期に大手保険会社から転職のお誘いがあり、営業として自分を磨くなら環境を刷新したほうが良いと考えたのが、保険業界での第一歩となりました。その後、縁あってR&Cへ転職。社員はわずか10名でしたが、思ったことを実行に移せる規模感が魅力的でしたね。

 

■価値観
ー中立性を重んじながら、会社経営を下支えしていくー

今やR&Cは200名規模になり、専務である私が第一線に立つことは無くなりましたが、一方で経営についてのあらゆる判断を求められるようになりました。だからこそ私は「中立性を重んじる」ことを心がけています。例えば、営業から寄せられる個々の案件には様々な解釈が存在します。それを偏り無く公平な目でジャッジできなければ、実力主義である営業の現場は混乱してしまうでしょう。

コロナ禍を経て、保険業界の営業スタイルは大きく変化してきました。訪問し、お客様とコミュニケーションを図っていた営業の既成概念は崩れ、今ではリモート画面を通じて驚くほど多くのお客様と商談することが可能です。そうした環境の変化を後押しするのも、私の大切な役割だと思っています。そこで重要になるのは、ルールの整備に他なりません。野放しではなく、全員でコンセンサスを図ったうえで目標に向け切磋琢磨していく。それを中立の立場で支援していくのは、私にとって大きなやり甲斐になっています。

 

■ビジョン
ーベンチャーマインドを保ちながら、500名体制へー

R&Cという会社の面白さは、ベンチャーマインドを持ちながら自分たちで事業を創っていけるところにあると思います。大企業で資金があれば何でも出来ると思われがちですが、実は企業規模が大きくなるほど「その必要はない」と判断され、出来ないことが増えていくんですね。何万人も社員を抱える大手保険会社では無理でも、200名規模のR&Cならば大抵のことにチャレンジ出来る。この環境はR&Cならではだと思います。

私は、500名規模くらいまでは現在のR&Cらしさを保ちながら成長できると考えています。その規模になれば収益力もさらに高まり、業界内での影響力も強まっていくでしょう。そこで私は今後の目標のひとつに、「社員500名体制」を掲げました。その時、どんな景色が見えてくるのか。チャレンジすべきフィールドはどう変化していくのか。今から楽しみでなりません。